串田和美 独り芝居「月夜のファウスト」/2021.11.7

“人間と悪魔を分かつものは何だ?”

2019年に巡演した「月夜のファウスト」は、昨年6月、コロナ禍で多くの劇場が休館に追い込まれる中、串田和美独り芝居バージョンとして奇跡的に生まれ変わり、公園の小さなあずまやで上演された。

セットは何もない
役者と観客の想像力だけで成立する舞台
コロナ禍で芝居の原点に立ち返った

題材は今までも何度か取り組んできた「ファウスト」
数多の民衆本や人形劇、ゲーテや手塚治虫の漫画にもなった中世に実在した錬金術師・ファウストと、串田の幼少期の記憶や空想とがない混ぜになったオリジナルの物語である。

時にファウスト博士に、悪魔メフィストに姿を変えながら、
悪魔に魂を売った男が語る…


イベント情報

開催日時

2021年11月7日(日)開演 ①14時/②19時(全2回公演)※開場は開演の30分前

会場

蛸蔵(高知市南金田28)

料金

前売:3,000円/当日:3,500円
高校生以下:前売・当日とも 1,000円

※全席自由・各回50名

Artist Profile

写真:たんぽぽの綿毛を吹く串田さん

田 和美(くしだ かずよし)
俳優、演出家、舞台美術/まつもと市民芸術館総監督

1966年、劇団・自由劇場(後にオンシアター自由劇場と改名)を結成。1985–96年までBunkamuraシアターコクーン初代芸術監督を務め、コクーン歌舞伎など新たな試みで劇場運営の礎を築く。代表作に「上海バンスキング」(’83高知公演)「もっと泣いてよフラッパー」「夏祭浪花鑑」など。平成中村座での「法界坊 串田戯場(くしだわーるど)」などの演出も多数。2003年、まつもと市民芸術館芸術監督に就任。「信州まつもと大歌舞伎」や「空中キャバレー」など市民を巻き込んだ一大イベントを次々と発案し“街に溶け込む演劇”を根付かせてきた。2006年「桜姫」「コーカサスの白墨の輪」で芸術選奨文部科学大臣賞、2007年「東海道四谷怪談 北番」で第14回読売演劇大賞最優秀演出賞受賞。2008年紫綬褒章、2013年旭日小綬章を受章。2015年シビウ国際演劇祭でシビウ・ウォーク・オブ・フェイムを受賞。

土佐三伯の一人・佐々木高行(他に板垣退助、後藤象二郎)は、母方の高祖父にあたる。龍馬亡き後、生活に困っていた海援隊を助けたとの記録がある。

Illustrated by Kazuyoshi Kushida

Marché

写真:さまざまなスイーツとハーブドリンクのイメージ
  • Equivalent(エクイヴァレント)… ハーブ・ドリンクバー
  • マツオカパウンド … パウンドケーキ・ケークサレ
  • Le poirier et des Chocolats(ポワリエ・ショコラ)… チョコレート
出店時間

①13時から開演時間まで、終演後
②18時から開演時間まで

※劇場内での飲食はできません。上演時以外でご利用ください

Access

地図
会場:蛸蔵(高知市南金田28)

アクセス:路面電車電停「宝永町」下車徒歩約8分、バス下車徒歩数分
駐車場:約20台 ※お乗り合わせや公共交通機関のご利用にご協力ください。

Credits

主催:La forêt(ラ・フォレ)
共催:Just Time
協力:Equivalent、Washi+、Spoon

制作:山浦日紗子
制作補助:浜田あゆみ、辰己ゆり
運営スタッフ:細川貴司、足利成
照明スタッフ:岡内宏道
会場スタッフ:吉良佳晃
記録撮影:深田名江

令和3年度第71回高知県芸術祭協賛行事