まつもと市民芸術館総監督や渋谷・コクーン歌舞伎の演出などを務める俳優・演出家の串田和美による独り芝居第2弾「或いは、テネシーワルツ」と、新体制となって初の地方公演を行うTCアルプの新作「バッタの夕食会」を上演します。
イベント情報
「或いは、テネシーワルツ」
2022年11月5日(土)開演 14:00
「バッタの夕食会」
2022年11月5日(土)開演 19:00
蛸蔵(高知市南金田28)
「或いは、テネシーワルツ」
一般:前売 3,500円/当日 4,000円
高校生以下:前売・当日 1,000円
「バッタの夕食会」
一般:前売 3,000円/当日 3,500円
高校生以下:前売・当日 1,000円
セット券
一般:一般:5,500円(枚数限定、同日公演のみ対象)
※全席自由
串田和美独り芝居
「或いは、テネシーワルツ」
再び高知・蛸蔵にトランクひとつ引っさげてやってくる、
串田和美 独り芝居 第2弾!
カントリーウエスタンの曲に乗せて
講談のようにひとり何役も演じながら語る、
『或いは、テネシーワルツ』
彼は佇む。誰もいない一本道。
彼は待っている。いつ来るのかわからない、長距離バスを。
彼は喋り出す。取り止めのないデタラメ話を。
彼は自分でもわからない。本当の自分の正体を。
何処からか聞こえてくるカントリーウェスタンの調べ。
或いは懐かしい、あのテネシーワルツ!
TCアルプ新作公演「バッタの夕食会」
出演:TCアルプ
串田和美 近藤隼 武居卓 下地尚子 草光純太
堀田康平 串田十二夜 加賀凪 田村真央
細川貴司 深沢豊 荒井正樹
音楽あり、歌あり、芝居ありの
自由気ままなオムニバス・ボードビルショー!
彼らは役者。誰かや、誰かたちが見つめる仮設の舞台。
彼らは紡ぎ出す。舞台の上のイリュージョン。
彼らは演じ出す。湧き出る物語のオムニバス。
彼らは探しているのだ。みんなと共有できる演劇の正体を。
そして聞こえてくる海底阿呆たちの愉快な足音。
或いは待ち遠しい、仰天ボードビルの笑い声。
Artist Profile
串田 和美
1966年、劇団・自由劇場(後にオンシアター自由劇場と改名)を結成。1985–96年までBunkamura シアターコクーン初代芸術監督を務め、コクーン歌舞伎やレパートリーシステムの導入で劇場運営の礎を築く。代表作に「上海バンスキング」「もっと泣いてよフラッパー」「夏祭浪花鑑」など。平成中村座での「法界坊 串田戯場(くしだわーるど)」などの演出も多数。2000–11年まで日本大学芸術学部演劇学科特任教授を務める。2003年4月、まつもと市民芸術館芸術監督に就任。信州まつもと大歌舞伎や、サーカスと音楽と演劇を散りばめた「空中キャバレー」など市民を巻き込んだ一大イベントを次々と発案し“街に溶け込む演劇”を根付かせてきた。コロナ禍の2020年に独り芝居「月夜のファウスト」を、2021年に街のあちこちを劇場にしたFESTA松本を立ち上げる。
2006年「桜姫」「コーカサスの白墨の輪」で芸術選奨文部科学大臣賞、2007年「東海道四谷怪談 北番」で第14回読売演劇大賞最優秀演出賞受賞。2008年紫綬褒章、2013年旭日小綬章を受章。15年シビウ国際演劇祭でシビウ・ウォーク・オブ・フェイムを受賞。
著書に「幕があがる」、「串田戯場–歌舞伎を演出する–」。
土佐三伯(他に板垣退助、後藤象二郎)の一人であり龍馬とも親交があった佐々木高行は、串田の母方の高祖父にあたるため、高知と縁がある。
TCアルプ
串田和美主宰。2003年、串田がまつもと市民芸術館の芸術監督(現芸術総監督)に就任し、「松本から演劇を創造し発信しよう」と呼びかけ、若手俳優たちが移住し2007年に結成。日本大学芸術学部演劇学科の教授を務めていた串田の教え子が中心で、そこに地元の演劇活動者が混ざった。
以後は松本を拠点とし街場に積極的に関わりながら、国内外での串田演出作品に参加。2017年、長野県芸術監督団・芸術監督に串田が就任してからは長野県全域でも活動。
加藤直、白井晃、森新太郎、小川絵梨子、木内宏昌、杉原邦生、木村龍之介などの外部演出家による作品も共に創造、発表。2022年には東京の若手俳優と演劇工場(まつもと市民芸術館の演劇学校)卒業生も加わり、全国でも稀有な地方都市のプロ集団として今後の新しい展開が期待される。
Marché
Equivalent(ハーブ・ドリンクバー、焼き菓子)、ワルンカフェ(アジアン弁当)
出店日時 2022年11月5日(土)13:00−/18:00−、11月6日(日)12:00−/17:00−
※昼の回は終演後も開店、夜の回は開演までの時間でお楽しみください
※劇場内での飲食はご遠慮いただき、飲食ブースをご利用ください
※雨天時は内容・開店時間が変更となることがありますのでご了承ください
Credits
舞台監督/大平久美(K Productions)
衣裳進行/中野かおる
舞台スタッフ/領木隆行
照明・音響/吉田剛治
プロデューサー/山浦日紗子
制作/中平善文
制作補助/浜田あゆみ、辰己ゆり
チラシデザイン/立木幹生
Photo by Akio Kushida
イラスト・ロゴデザイン/串田和美
主催:La forêt(ラ・フォレ)
協賛:株式会社いずみ、
協力:Equivalent、Washi+、Spoon、ギャラリー エム・ツウ
後援:高知県教育委員会
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
令和4年度 第72回高知県芸術祭協賛行事